仮想通貨Piのメインネットが公開され、いよいよ本番用のPiウォレットに転送できるようになりました。
しかしその前に「ロックアップ」という設定を完了しなくてはなりません。
仮想通貨に詳しくない人はあまり聞きなれない言葉なので「なにそれ?」と思うかもしれませんが、この記事でしっかり解説しますので安心してください。
それでは早速解説していきます。
Piウォレットの確認がまだの方はこちらを先に行ってください

ロックアップとは?

ロックアップとは仮想通貨の分野でよく使われる言葉で、ウォレット内の通貨を一定期間ロックして取引できないようにすることを指します。
「取引できないなら損じゃん。。」と思うかもしれませんが、ちゃんとメリットもあるのでこれから解説します。
・ロックアップのデメリット
まずデメリットとして考えられるのは以下のようなことです。
- 一定期間取引できなくなる
その名の通り、ウォレット内の通貨を一定期間ロックする為、当然取引ができなくなってしまいます。
デメリットとしてはその期間中、通貨の移動などができなくなるということです。
なぜこのようなことをする必要があるのかというと、端的に言えば価格の安定化を図るためです。
Piコインをマイニングしている人は世界中で何千万人と存在します。
その人達が、いざPiコインが取引できるようになった時に一斉に取引をすればどうなるでしょうか?
当然取引開始前は期待が膨らむため、価格は上昇します。
するとほぼ全ての人が一斉に売りを入れます。こうなれば市場に通貨があふれ、価格は暴落します。

この価格の暴落を防ぐのが「ロックアップ」設定です。
しかし、デメリットばかりではなく当然メリットも存在します。
・ロックアップのメリット
メリットとして考えられるのは以下のことです。
- ロックアップ中のマイニングレートがアップする
もちろんロクアップするだけだと、取引を行いたい側にとってはデメリットしかありません。
しかしPiコインの場合は、ロックアップ設定をすることと引き換えにマイニングレートが上昇します。
ロックアップ設定をすることで、より多くのコインをマイニングすることができるようになるんです。
ではなぜそのような設定をかけるのでしょうか?
先ほども解説しましたが、もう少し深掘りしたいと思います。
・ロックアップをかける意味
一般的にロックアップは、販売前(上場前)の通貨などによく使われます。
仮想通貨が上場する直前は、その通貨に対する期待などで価格が上昇している場合がほとんどです。
そして上場した瞬間に、プレセールなどに当選しその通貨を所持していた人が一気に売り注文を入れ始めます。
例えばですが、プレセールで1コイン当たり100円で購入したものが、上場時には1000円になっていたとします。
上場した瞬間に売りを入れれば10倍の利益です。
しかしここでみんなが売りを入れると、通貨市場に余ることになり市場価値が暴落します。
市場価値の暴落した通貨は信頼などが失われ、そこからの回復は
このようなことを起こさないために、一定期間取引できないようにするロックアップという行為を行います。
しかしただロックアップをするだけではデメリットしかないので、ロックアップ設定を行なってくれた人にはマイニングレートをアップさせるという特典がついてくるのです。
上場後も価格が上昇することを見込んでいる人はロックアップ設定をする方が多いです。
私も経験があるのですが、上場時には自分が売りを入れる前に価格が暴落します。
なのである程度の期間はロックアップ設定をした方が無難だと思います。
ロックアップ設定手順


ロックアップ設定はとても簡単です。
以下の画像を見てください。


Piの公式アプリからロックダウン設定ページに移動すると、
- ロックアップ割合
- ロックアップ期間
この2つを設定することができます。
①は自分の保有コインをロックアップする割合です。
②はロックアップする期間です。
どちらも高いレートに設定するほどマイニングレートは上がっていきます。
この①と②の設定する数値に正解はないので、自分でこれだと思うものにしてください。



ちなみに自分はどちらもマックス設定です!
まとめ


設定はできましたでしょうか?
ロックアップの設定が完了すれば、ひとまずはこれで終了です。
次のアップデートがあるのを待ちましょう。
これまでの一連の流れを確認したい人はこちらの記事をご覧くださいね。


公式から新しい発表があれば、記事を更新しますのでそれまでお待ちください。